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  • 執筆者の写真BOLLYQUE

【7月新曲紹介】ARラフマーンの名曲で踊るインド映画のダンス&フィットネス!

7月が始まりだいぶ経ってしまいましたが、7/1からまた新しい4曲を迎えてBOLLYQUEのボリウッドフィットネすのプレイリストをアップデートしています♪今回詳しくは紹介していませんが、ストレッチには7/28に公開予定のランヴィール・シンとアーリア・バッドの最新映画「Rocky Aur Rani Ki Prem Kahani」の曲を使っています。


Bollyqueのレッスンでは毎月新しい曲を数曲ずつセットリストに追加しています。このブログでは、今月新しくセットリストに追加される4曲をご紹介します!


各クラスのSpotifyプレイリストはリンクをクリック!


ボリウッドフィットネスが気になったらレッスンを早速予約してください♪体験レッスンは随時受付中です。


※以下、クラス名の略称はB:はじめてのボリウッド、C: チャメリ, G: ゲンダ, K:カマル

(1) Saiyaan【クラス:C】

● 歌手 アシーズ・カウル BOLLYQUEの第1回発表会でも踊った"Raataan Lambiyan"や大ヒットガルバソング"Chogada"など、数々のミリオンヒットを生み出している歌手、アシーズ・カウル。"インディアンアイドル"や、"アワードプンジャブD"などの音楽リアリティーショーに出演した経験を持ち、”Film Award"などのボリウッドの重要な賞も受賞しています。

ハリヤナ州パニパット出身で、5歳にしてシク教の経典「グルバニ」を歌い始めたことが、ボリウッドのプレイバックシンガーへのキャリア形成に大きく影響を与えました。今でもシク教の催事などで家族ぐるみで「グルバニ」を歌うことがあり、そのサントラも出しているそう。一見商業的な歌手と宗教の経典を読むことはかけ離れていそうですが、興味深いキャリアですね。


● 曲 SAIYAAN (2022)

"Saiyaan"とはヒンディー語で彼氏という意味。なのにMVではいかにも悪い女王様に毒を守られて男の人が死ぬという謎ストーリーです。そしてインド人を囲んで周りのダンサーが全員ウエスタンなのもいけてないですね!


MVにメインで出演している女性はチトランガダー・シン。大学卒業後にモデルとして活躍した後女優に転向。映画「Desi Boys(2011)」で主人公アクシャイ・クマールの彼女役を演じたりと活躍し、2022年にはクリケットを題材にした映画「Soorma」の監督を務めたキャリアウーマンです。


(2)Gucci【クラス: G】

● 歌手 ザック・ナイト

以前もBOLLYQUEのレッスンで踊った"Thumka"やノラ・ファテヒとのコラボソング"Dirty Little Secret"などを歌っているイギリス出身のパキスタン系R&Bシンガー。


あまり映画に楽曲提供することはなく、曲についてもあまりコメントができないのが残念。

ただ、先ほどの曲とは一転してダンサーがとても上手!!ビートに合わせてこういったダイナミックに動けたらいいですね♪


(3)Chandra【クラス:K】

● 映画「Chandramukhi 」(2022)

舞台は1980年のマハーラーシュトラ州の世襲政治と恋愛を題材にした映画。日本では、同じタイトルの映画ラージニーカント主演のタミル映画「チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター」(2005)が公開されましたが、その映画とは関係ありません。映画は産業大臣が亡くなるところから始まり、その息子が後継候補となるところから始まります。このダンスのシーンは、その後継候補婚約者がいる主人公がミュージックビデオで踊っているダンサーに一目惚れするシーン。のちにそれがスキャンダルとなり・・・といったお話です。


余談ですが、この映画のトレーラーを見ていたら、2:11あたりに見覚えがある場所が!!

なんと昨年ムンバイに旅行に行った際に泊まったホテルが撮影現場として使用されていました♪そのホテルで撮影した写真は、今BOLLYQUEのプロフィール写真にしているお気に入りの写真です!

ここが例のシーン。ムンバイの、ITCグランドセントラルホテルです

ムンバイ ITCグランドセントラルホテル

BOLLYQUE

● マラーティー語映画について

マラーティー映画はマハーラーシュトラ州のムンバイに拠点をおく映画産業のうち、ヒンディー語ではなくマラーティー語で製作された映画です。実はインド映画の中で最も歴史が古く、1912年に最初の映画が出来ました。マラーティー語映画の規模は小さいですが、同じムンバイにはボリウッドもあるため、娯楽税を免除されており成長を維持しています。


● マラーティーのサリー:ナヴワリ(Navwari)サロー

マラーティーのサリーナヴワリとは数字「9」からきており、通常のサリーは5.5-6ヤードに対して、少し長い9ヤードの生地を使っているのが特徴です。また、装着の方法も特徴的で「カシュタスタイル」と言って、背中のウエストに生地の端のラインを縦にしまいこみ、男性のドーティーのようにパンツスタイルで着用します。これは18世紀のマラーター王国時代に女性の戦士が乗馬をして参戦したことからこのスタイルが定着しました。また、額のビンディーも三日月型のものをよく見つけます。


(4) Raanjhanaa【クラス:K】

● 映画「ラーンジャーナー(Raanjhaana) 」(2018)

バラナシのタミル系ヒンドゥー僧侶家庭に生まれたクンダン(ダヌシュ)は、幼少の頃から街の私立学校に通うイスラーム教徒のゾーヤー(ソーナム・カプール)に一方的に恋をしていました。ゾーヤーは家族にヒンドゥー教徒の少年とつるんでいることが家族にばれ、ゾーヤーはバラナシから遠く離れた親戚の家へと預けられることになります。数年経ち、大学生になったゾーヤーもバラナシの家族の元へ帰省することに。ゾーヤーはすっかりクンダンの存在を忘れ、改めて知り合いになりますが、ゾーヤーは家族に強要されているお見合い結婚を破断にしようと、クンダンに協力を頼みます。さらには大学で一緒に学生運動をするゾーヤーの恋人との結婚に協力をするように頼まれ仕方なく協力。自分はゾーヤとの恋愛を諦めて幼馴染と結婚するのですが・・・。


主人公のクンダンはストーカーすぎて気持ち悪いし、(そのダヌシュの演技が素晴らしい)、ゾーヤー役のソーナムが可愛すぎて人を利用する性格なのも理解できるが、、、。私個人の意見としては、宗教と、お見合い結婚と、学生運動と、と言った私では理解しきれない環境で誰も幸せにならないストーリーにモヤモヤしてしまう映画でした。色々な方の映画評価ブログを読みながら勉強させていただく点も多々。考え事をしたい時に見るといいかもしれない映画です。


ただ、とにかくARラフマーンの音楽が素晴らしい!!私はこの今回Kamalで踊るタイトルトラックを聴くだけで、すごく感情が込み上げてて泣きそうになります。


この物語はパンジャーブに伝わる悲劇的な恋愛物語「ヒールとラーンジャー」をモチーフにしており、大雑把にいうと「ロミオとジュリエット」の結末に近い物語です。『Raanjhanaa』というタイトルはこの「ラーンジャー」が連想されるため、「ヒールとラーンジャー」を知るインド人としてはタイトルだけでなんとなく雰囲気がわかるそう。








レッスンで皆様にお会いできること、楽しみにしております!


BOLLYQUE

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