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執筆者の写真BOLLYQUE

【1月新曲紹介】新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。2022年はたくさんのフィットネスのレッスン、そしてダンスワークショップをご受講くださりありがとうございました。2023年も引き続き充実したレッスン・ワークショップおよびに楽しいレッスンを企画していきます!皆さまと一緒にインド映画のディープな世界を楽しめればと思いますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。1月のテーマは「フォークダンス」!インドのさまざまな地域に根付いた踊りを映画に取り入れた曲で踊っていきましょう!


Bollyqueのレッスンでは毎月新しい曲を数曲ずつセットリストに追加しています。このブログでご紹介するMusic Video(以下MV)を見てから参加すると、レッスンの楽しさ10倍です♪今月のレッスンを受ける前にぜひ予習をしてみてください!


各クラスのSpotifyプレイリストはリンクをクリック!


ボリウッドフィットネスが気になったらレッスンを早速予約してください♪体験レッスンは随時受付中です。


※以下、クラス名の略称はB:はじめてのボリウッド、C: チャメリ, G: ゲンダ, K:カマル

(1)Rang Lagala【クラス:C】

● 映画「Tamasha Live」(2022)

昨年公開したマラーティー語のミュージカル・コメディー映画。主人公のシェファリちゃんはテレビ番組の司会であるアシュリンを尊敬していたが、ある事件をきっかけにどちらが良い司会者かを競うようになります。映画の評価は2.5と悪く、「プロットがつまらない」と酷評を受けていました。


● マラーティー語映画とは

マラーティー語映画は、マラーティー語で製作された映画を指し、インドの映画の中で最も古い映画産業です。ボリウッド映画と同じく、マハーラーシュトラ州のムンバイに拠点を置く映画産業で、州による税の優遇制度を受けていることもあり、成長を維持しています。


●  曲について

マラーティー語映画ですが、本曲はガルバの踊り!ガルバとはグジャラート州のフォークダンスで、円になって踊るのが特徴です。このMVでも小さい円と大きい円が同じ方向に回りながら踊って移動する様子が分かると思います。


(2)Rangilo Maro Dholna【クラス: G】

● 映画「Pyaar Ke Geet」(1999)

古すぎてか、またはショートフィルムだからなのか?あまり映画の情報が出てきませんでした。


● 俳優 マライカ・アローラ

1998年に超大成功ボリウッドロマンス映画「Dil Se」で有名になり、2013年に日本でも公開されたインド映画「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」にカメオ出演している俳優さん。現在では俳優以外にも、映画製作者やテレビ司会者としても活躍しており、最近はノラ・ファテヒちゃんとダンスバトルを行ったDisney Hotstar+でのリアリティーショーに出演した事が話題になりました。このリアリティーショーはなんだか茶番で楽しそう。49歳とは思えない美しさ。Instagramのフォロワーは1700万と、現在に至っても人気なのが分かります。


 曲について

劇のようのセットで始まるミュージックビデオ。この曲は女性が、愛する人の帰りをお祝いする元気あふれるカラフルなシーンです。衣装にラジャスターンの絞り生地やシルバーアクセサリーが使われていることから、グジャラートを元にした映画なのかなというのが想像できます。振り付けも、ラジャスターンのフォークダンス、カルベリアのような動きが多く取り入れられているので、小さな村の場面だということも推測できます。


(3)Barso Re【クラス:K】

● 映画「Guru」(2007)

インドの3大財閥として、タタ財閥、ビルラ財閥と並ぶ、リライアンス財閥を一代で築き上げたディルバイ・アンバニがモデルとされるインド版サクセス ストーリー。グジャラート州の村出身の主人公"グル"がトルコに出稼ぎに行き成功し、インドに帰国して起業をします。


● 曲について

グルがインドに帰国して起業する前に、一度自分の故郷であるグジャラートに戻る場面。起業するための資金を集めていた際に列車で出会って一目惚れした女性が、この雨の中踊っている女性でした。その女性はたまたま一緒に起業をしようとしていた友達の妹で、結婚をする際に得る持参金(今ではインドでは違法です)を起業資金として獲得し一石二鳥という展開になります。


なぜその女性が雨の中踊って列車に乗るかというと、この女性は本当はある男性と駆け落ちする予定で列車に向かったのですが、駅で相手が来ないということが分かります。ただそこから引き返すこともできずに、村の人に追われる形で列車に飛び乗ったというシーンでした。1950年代のグジャラートで女性が駆け落ちなんてしたら、村中に噂が渡りその後結婚できなくなり親によって殺されてしまうなんてこともない時代です。そんな絶望の中電車に飛び乗って出会ったのがグルでした。


● 俳優 アイシュワリヤ・ラーイ

1994年のミスワールド。本映画『Guru』のGuru役で、インド映画の神アミターブ・バッチャンの息子アビシェーク・バッチャンと2007年に結婚しています。今でも女優として活動しており、来年はラジニ・カーントのタミル語アクション映画にも出演が決まっているとのことで楽しみです。


(4) Pakka Local【クラス:K】

● 映画「Janatha Garage」(2016)

映画の題名は民衆の自動車修理工場(ガレージ)。主人公のサティヤムはガレージを手伝っいながら、その地域の貧困層へ職を与えています。ダブル主演のアナンド(NTR Jr演じる)は自然愛好家で、そのガレージが環境破壊につながるという理由で取り壊そうとします。それぞれが貧困改善・環境保護という観点で意見が分かれ・・・というあらすじ。


● トリウッド映画

トリウッド映画はテルグ語で作られた映画で、テランガーナ州のハイデラバード近郊で製作された映画を指します。日本で有名なトリウッド映画には『バーフバリ』や『RRR』などあり、ド派手なアクション映画が多い傾向にあります。テルグ映画の特徴の一つとして、7つほどある映画ファミリーが業界の最上部を独占し、巨費を投じた娯楽アクション映画を作っています。そのため面白いのが脚本が求める要件を満たすは俳優がキャスティングされるのではなく、俳優ありきの脚本が作られ、監督が選ばれるということも多々!その分、映画の成功は俳優さんにかかっていることもあり、かなりのプレッシャーだそう。


今回の映画のエンディングも、貧困改善・環境保護という観点で意見が分かれた二人が対立するシーンがラスト15分もあるほど。わざと戦いに持ち込むあたりがトリウッド映画らしい映画になっています。


● 俳優 NTR. Jr

先日映画『RRR』の日本上演を機に来日していたNTR.Jr.。彼は俳優としてテルグ語映画で活動し、政治家としてアーンドラ・プラデーシュ州首相も務めたN・T・ラーマ・ラオ(NTR)の孫です。若干17歳で映画の主演デビューを果たし、現在39歳にしてかなりの貫禄がある大スターです。彼はテランガーナ州周辺のフォークダンス、クトゥダンスを踊る俳優としても有名で、本MVのクトゥダンスも力強く泥臭く踊っているのが印象的です。


(5)Bijli【クラス:K】


● 映画『Govinda Naam Mera』 (2022)

昨年Disney Hostart +オリジナルで公開されたばかりの映画。主人公Govindaはムンバイで働く映画の振付家で、離婚したい奥さんに離婚金を請求されながら、ボリウッドダンサーの彼女と付き合っており、離婚問題や他家族の問題など色々な登場人物に人生をかき乱されます。映画の評価はあまり良くなかったのですが、キャッチーな曲が多様に使われた映画でした。Bijliのダンスシーンは彼女と一緒に映画のセットで踊っているシーン。ボリウッド映画のセットアップという設定ですがとことなく南インドのシーンっぽさを感じます。


● 振付家  ガネーシュ・アチャリャ(Ganesh Acharya)

1992年から今にかけて数々のボリウッド映画の振付を行ってきたガネーシュ・アチャリャ。本MVのメイキング動画を見てわかるように、自らもディレクションを行うカリスマ振付家です。フックステップを作るのがとても上手で、SNSで流行らせるような数々の仕掛けを作ってきた仕掛け人。


Bijliの振付は









レッスンで皆様にお会いできること、楽しみにしております!


BOLLYQUE

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