日本でもラップからPOPまで色々な音楽ジャンルがあるように、インド人アーティストによって作られる曲も多様なジャンルがあります。今月はインド映画は一休みして、インドでヒットし、世界でも活躍するインド人ヒップホップ歌手を紹介していきます。インド映画の解説がないので少し解説ブログがコンパクトになっています。
Bollyqueのレッスンでは毎月新しい曲を数曲ずつセットリストに追加しています。このブログでご紹介するMusic Video(以下MV)を見てから参加すると、レッスンの楽しさ10倍です♪今月のレッスンを受ける前にぜひ予習をしてみてください!
各クラスのSpotifyプレイリストはリンクをクリック!
ボリウッドフィットネスが気になったらレッスンを早速予約してください♪体験レッスンは随時受付中です。
※以下、クラス名の略称はB:はじめてのボリウッド、C: チャメリ, G: ゲンダ, K:カマル
(1) Sade Dil Vich【クラス:C,G,K】
● デリーの音楽フェス "Straight up Punjab"
本曲のMVは作られていないようで、上記リンクはデリーで2019年に開催された音楽フェス"Straight up Punjab"の映像。なんとこのフェス、BadshahやNeha Kakarなど名だたるインド人歌手が参加していてとっても楽しそう!ぜひ参戦してみたいですね。インドはもちろん色々な音楽フェスがあり、テクノからロックまでありますが、このパンジャブフェスはインド音楽をちょこっと知っている人でも十分楽しめそう。
● 歌手 スクビル
「バングラ王子」ことスクビルはパンジャブ出身でケニヤ育ちのバングラ歌手。1992年にドバイに引っ越してからドバイを拠点として活動をしています。誰もが聴いたことがあるバングラソング"Ishq Tera Tadpave"は特に有名で、以下のリミックスバージョン"oh Ho Ho Ho"は今でもクラブでかかります。
(2)Peechay Hutt【クラス: C】
● パキスタンの音楽番組 Coke Studio
Coke Studioは2008年から続くパキスタンののリアリティーテレビ番組で、多様なアーティストのスタジオ音楽収録やパフォーマンスを行っています。音楽のジャンルは、フォーク・コンテンポラリー・ヒップホップ・ロックなどさまざまで、「文化の融合」をテーマに継続して音楽配信活動をしていました。なんと、パキスタンで最も長く続く音楽番組だとか。Coke Studioのヒットソングはインドも毎回注目しており、インドとパキスタン間の友好関係の構築にもソフトな面から貢献していると言われています。例えばでBollyqueの発表会でも踊る"Pasoori"はインドでもセンセーションを引き起こし、YouTube再生回数はついに4.5億界を記録しました。
● Coke Studio Season 14
本曲は2022年(シーズン14)の序盤に出た曲の一つ。パキスタンの女性2人ユニットJustin Bibis、パキスタンのシンガーソングライターTalal Qureshi、そしてパキスタンのシンガーソングライターHasan Raheemの三人のコラボレーションでした。今シーズンはすでに終了しているみたいですが、来シーズンもまたヒットが生み出されることは間違いなし。リアルタイムで注目していきたいですね。
(3)Swag Beta Swag【クラス:G】
● イギリス・オーストラリア系インド人歌手 RaoOl
イギリスで生まれてオーストラリアで育ったという背景を持つNRI(Non Residence Indian)で、自称インド音楽産業に初めて進出したNRIとのこと。ピットブルを真似してか、必ず音楽の初めに狼の遠吠えのように「ラウール」と吠えて始まるのが鬱陶しいですが、どの曲も楽しいパーティーソングばかり。BOLLYQUEが過去に踊った彼の曲の中には”Dum Laga Ke Bum Hila"があります。
● 曲:SWAG BETA SWAG
2020年にRaoOlと他二人のアーティストがコラボしてリリースしたこの曲。ヒットに至らなかったせいか、あまりこの曲に関する情報がありませんでした。そもそも2010年代に流行った言葉"Swag"を、10年遅れて2020年の曲のタイトルにしてしまうのはちょっとダサいかな?そんなダサラテンをいかにかっこよく踊るか🔥楽しみにしています!
(4) VooDoo【クラス:K】
● コロンビア人歌手 J バルビン
今まで何度も紹介してきたBadshahが、超有名ラテン歌手とコラボ。世界中でのラテンポップの大きなムーブメントを引き起こしているコロンビアの歌手J. ハルビンは、アメリカのスーパーボールのハーフタイムショーでパフィーマンスしたり、ビヨンセやスヌープなど、名だたるアメリカの歌手とコラボをしている大物です。我らが知るインドの大物が世界に通用するところを見ると、なんとなく嬉しいですよね。
● 歌詞と振付
Jハルビンは日本でもかなり有名なため、ありがたいことUniversal Music Japanが作ってくれた和訳がありました。上記MVリンクはその和訳付きバージョン。歌詞は「俺は女の子に呪いをかけられた様に”操られる"ほど夢中」という内容だそうですが、MVは古いテレビドラマの1シーンという設定らしく、不思議な感じに仕上がってます。ダンスフィットネスは後ろの部屋で踊っているダンサーの振りを汲み取った振り付けになっているので、楽しみにしていてください!
(5)OOPS【クラス:K】
● 歌手KING
2019年にインドのラップ対決リアリティーショー"MTV Hustle"に出演し、TOP5に上り詰めてから一躍有名になった新星ラッパー。24歳には見えない貫禄で、YouTubeの登録者数は350万人も!”Oops"はKINGが歌詞を書いたそう。
● プレイバックシンガー ザラ・カーン
一緒に踊っているザラ・カーンちゃんは、以前BOLLYQUEでも踊った"Tera Saath Ho"でも踊っていました。ザラのお母様は80-90年代に有名だったパキスタン出身の女優サルマ・アガ。女優としてだけでなくプレイバックシンガーとしても活躍した女性で、ザラも同様に女優・ダンサー・作曲家・プレイバックシンガーとしても活動しています。特にここ最近のプレイバックシンガーとしての功績は素晴らしく、SNSで大ヒットした”Aafat"やBOLLYQUEでも踊った"The Punhabaan 2.0"も彼女の声です。”Oops"はザラの作曲。なんと多才なこと。
● 振付家 アトゥール
Hook Stepの絶妙なシンプルさ・脱力感が印象的で、インスタグラムのリールでもたくさんの人に踊られているのを見ました。誰が振り付けたのかな?と調べてみるとフォロワーが若干2.4万人のダンサー、アトゥールという方でした。アーカイブをみるとBadshahの"Bad Boy x Bad Girl"や ”Saiyaan Ji"を振り付けてるすごい人。ちょっと親近感が湧き、次にインドに行ったらダンスレッスンを受けたいなぁと狙っている次第です。Kamalの最後の振り付けは彼のスタイルを汲んでカッコよく仕上げたので、一緒にHipHopを踊れるように挑戦しましょう!
レッスンで皆様にお会いできること、楽しみにしております!
BOLLYQUE
Comments